ナナツモリ

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blog シン・ヒビノコト 

2016-12-07
はなび

賛否両論あると思いますが、

千葉県で生まれ育った私にとって、

ディズニーランドは特別で大好きな場所です。

 

ファンタジーが大好きなくせに、一番のお気に入りはウエスタンランドで、

「古き良きアメリカ」という言葉に支配されていた時期が一時ありました 笑

 

アトラクションに乗るのに夢中だった時が過ぎた頃、

ウエスタンランドで夕日が沈むのを見て、

それから花火を見る時間がとっておきの時間になりました。

 

花火があがる瞬間、私はいつも周りの人を見ていました。

みんなが同じ場所を見て、幸せそうで、キラキラしていて。

なんとなく「これだ」と、あの時から強く思っていました。

 

何が「これだ」だったのかはよくわかりません。

 

アメリカからきた夢のような物たちで遊んだあとに、

それでもなおかつ心を打つ日本の花火が「これだ」だったのか、

老若男女様々な人が、ひとまず一斉に花火を見てしまうことが「これだ」だったのか、

純粋にキラキラした目で何かを見つめる人々が「これだ」だったのか。

 

とにもかくにも幼い自分はそこに何かを見出し、感動し、

「ディズニーランドの花火」は特別な幸せの象徴として

今も自分の中に生きています。

 

なんてことを思い出したのは昨日の忘年会のあとに見た「八木ナリエ」のせいかも。

八木ナリエ=八木駅前のまるでルミナリエ、は

ディズニーの花火に共通する何かがあるのかもしれません。

 

 

 

 

2016-12-03
春と修羅

「ナナツモリ」は宮沢賢治さんの詩集「春と修羅」に出てくる地名の

「七つ森」に由来しているのですが、

では私たちが賢治に詳しいのかというとそうでもなく、

一般の方程度の知識だけど、でも好き、というのが正直なところです。

なのでシン・ゴジラに「春と修羅」がでてくるのは実はこういうわけで、

とかの解説は全くできません。おっ、と思いましたけどね。

 

「春と修羅」は家にも店にもあるのですが、

実は何度も最後まで読むのを挫折しています…。

本を読むのは嫌いではないのですが、なんせ意味がわからない。

はじめは美しい言葉だな、素敵な表現だなと思い読むのですが、

途中で飽きてしまう。

(これは賢治のせいではなく理解出来る頭をもたない自分のせいです)

なので自分的宮沢賢治の詩集の読み方を開発しました。

 

気が向いた時に適当なページをバッと開いて、音読します。

で、その時にひっかかる言葉があれば「ふむふむ」と思い、

意味がまったくわからなければ音の響きだけ楽しみます。

テレビに飽きた時とか、週末のゆっくりした時間をとれた時とか、

気が向いた時に、なんとなく手に取っています。

理解しようとしないで読みだしたら、一つ一つの言葉がキラキラ輝きだしました。

映像が頭に浮かんだり、音楽が聞こえるような気がしたり。

賢治の詩は左脳で難しく考えるより、

右脳で楽しく眺める方が少なくとも自分にはあっているような気がします。

 

「理解する」ことは人間にとって大きな喜びの一つですが、

それが難しい時には「わからないけど楽しむ」もありだなと思う今日この頃。

 

あ、ちなみにこのブログのタイトル「シン・ヒビノコト」は

御察しの通り「シン・ゴジラ」からうっすら取っています。

「シン・ゴジラ」も わからないけど楽しかった。

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2016-12-01
12月

12月、はじまりましたね。

毎回毎回言い飽きたし、聞き飽きたけど、やっぱり言いたい、

「今年もあっという間だったなぁ」。

 

感想は同じですが、今年のニュアンスはちょっと違う感じです。

2016年はとにかく突っ走ったような気がします。

 

3月のリニューアルオープン、

5月のオヤマフィン開始、

7月のmt school、

10月のチャイ森、

11月の大日本一博覧会への出店。

 

その合間に、ありがたくお声がけいただいた素敵なイベントへの出店や、

写真家藤代さんによる夢のワークショップ。

企画室(写真室のもう一つの顔です)としても、デザインをはじめ、

いろいろなお話をいただく機会がありました。

 

12月には名張市のフォトウォークがあるので、

企画室の方はまだまだ忙しいのですが、

私はいったん11月でひと段落。

ホッと胸をなでおろしながら迎える12月。

 

1年を振り返るのはまだ早いけど、

今年は何かを振り切るかのようにひたすら自分を追い込んだ1年間だったなぁ。

 

 

いつものことですが、走りすぎてきちんとできなかったこともたくさん。

12月はもう少しいろんなことを丁寧にできるように心がけます。

今年最後のひと月もナナツモリをどうぞよろしくお願いいたします。

 

 

そういえば今年は10年ぶりくらいに海外へもいったな。

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2016-11-28
送別会

昨日は谷林業のインターン、いしくらくんの送別会でした。

約半年間、千葉県から谷林業に研修に来ていた彼には

今年のチャイ森を大いに助けてもらいました。

話題になった昆虫食のアイディアはいしくらくん発信のもの。

そんな理由もあって部外者ながら参加させていただくことに。

 

数年前までは「林業会社」と自分たちが接点をもつなんて思いもしていませんでしたが、

今では私達が谷林業のみんなと話すことも、

ナナツモリで谷さんの打ち合わせが行われることも、

ごくごく当たり前のことになっています。

 

林業会社、福祉施設、病院、行政、いろんなお店、作家さん。

みんながごくごく当たり前に繋がって、いい街を作れたらいいな。

2016-11-26
9周年

こんばんは。

本日2016年11月26日はナナツモリ9歳の誕生日。

本当に皆様の支えでここまでやってこれたなと感謝感謝。

ちなみに開業前、私は2年くらい一生懸命やって、

あとはスタッフに任せようというあまーいプランを練っていたのですが、

それはまったく実現せず。笑

現在でもヒーヒー言いながら働いているのですが、

9年続けてきて思ったことは

「続けることに意味がある」ってこと。

幼少期、青年期ともに周りに甘やかされて育った私は、

何かを最後まで必死にやる、という一番重要なことができない子でした。

進研ゼミはすぐやめるし、犬の散歩はすぐやめるし、

受験勉強もすぐやめるし、バイトもある程度でやめるし、

とにかく驚異の三日坊主人間。

というか根っこの部分は未だに変わっていないので、

あいかわらず「マラソンやる!」っていってその日1日で終わったり、

「お酒やめる!」っていってその日の夜にはもう飲んでたり、

まあ人としてどうかと思うような人間なのですが。

 

ただナナツモリに関しては妙にまじめに続けてきました。

とにかく毎日、朝起きて、仕込みをして、営業して。

合間に入ってくるいろんなこともその都度こなして。

これを投げ出してしまったら、もう自分には後がないような、

なんだか切羽詰まった感じでしがみついていました。

楽しいことや嬉しいこともたくさんある幸せな仕事ですが、

やはり自営業というのは自分との戦いでもあります。

私の場合は親から授かった強靭的な肉体があったので、

ただただ健康というのにだいぶ助けられました。

それから、素敵なお客様や友人たちに囲まれていたことも、

もちろんものすごく大きな力となりました。

 

そんなこんなで毎日毎日続けてるうちに、

なんだかいろんなことが見えるようになった気がします。

「反復」という行為をひたすら行うことで、

その手段はなんであれ最終的には同じ境地にたどり着くのかもしれません。

「母親」とか「スポーツ選手」とか「お坊さん」とか、

何かしらの反復をやりきった人が持つ独特の強さ、的な。

いや、私の反復はそんな大層なものではないのは重々承知ですが、

なんせ元が元だったので、やっとこれでふつうの人くらいにはなれた気がします。

筋トレもそうだけど、苦しい時にやめるんではなくて、

苦しい後に更に続けてからこそ何かしらの結果は出るんだろうなと思います。

今何かを投げ出そうとしている方、あと少しだけ頑張ってみるのもいいかもしれません。

その先に見えなかった何かは見えてくるのかもしれませんよ。

 

と、「しくじり先生」風にまとめましたが、

要は9年続けてこれてよかったな、みんなに感謝だな、というお話です。

 

10年目はたぶんいろいろ変わります。

大切なものを忘れずにいけたらいいなと思います。

 

本日もありがとうございました!

 

 

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2016-11-25
8年目最後の日

こんばんは!

ナナツモリの田村明日香です。

おかげさまでナナツモリは明日、9歳のお誕生日を迎えます。

9年!あっという間のような、とてつもなく長かったような…。

尊敬するカフェオーナーさんから「小学校卒業までは頑張りなさい」と言われ、

6年間は踏ん張ろうと決めていました。

とはいえ4、5年生あたりはだいぶしんどい時期でもありました。

が、なんとか小学校を無事卒業し、気づけば中学も卒業の時に。

これもひとえに皆様のおかげです。

本当にありがとうございます。

 

お店を始めた頃はわりと頻繁に書いていたブログ。

告知はHPやFBなどでさせていただいてますが、

私たちが今行っていることや伝えたいこと、

一体ナナツモリとは何なのか、どこに向かってるのか、

そんなことをもう少し皆様にお伝えしたくなりました。

と同時に、自分自身の備忘録のため。

 

今の時代にブログとはイマサラ感がありますが、

instaでサラッと素敵な写真をお届けすることも、

twitterで粋なセリフをつぶやくこともできない自分には、

なんだか一周回ってこの形はあっているのかなと思うので、

再々々挑戦、くらいの「ブログはじめます」。

 

再開第1日目の今夜はナナツモリの週に一度のスタッフを紹介。

毎週金曜日、王寺町にある「なないろサーカス団」から

きてくれているコースケくんです。

なないろサーカス団は陽楽の森を拠点とするアートカンパニー。

代表の中川さんが追い求める新しい福祉の形は、

これからの日本の福祉のあり方を大きくかえていく希望のたね。

コースケくんはナナツモリでお仕事をすることをとても楽しみにしてくれています。

張り切ってお掃除をしてくれたり、マフィンのパンフレットを折ってくれたり。

私たちはとっても助かるのと同時に、コースケくんが来てくれると、

その笑顔で毎回なんだか嬉しい気持ちになります。

 

週に一度のゆるやかな繋がり。

福祉を積極的に応援する企業というわけでもなく、

ソーシャル活動に力をいれてるわけでもなく、

ただ当たり前のようにコースケくんが金曜日に来てくれて、

助かって、嬉しくなって。そんな繋がり。

でもこういうことが増えていったら、

なんだか少し社会は変わっていくのかなと感じたりします。

 

なないろサーカス団は地域に開かれた素敵な場所です。

どんな方でも気軽に扉を叩いてみてください。

 

それでは皆様、本日もご来店ありがとうございました。

明日は感謝の気持ちをほんの少しご用意する予定です。

 

さいごは本日寒い中お外の掃除をキリッと頑張ってるコースケくん。

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