ナナツモリ

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blog シン・ヒビノコト 

春と修羅

「ナナツモリ」は宮沢賢治さんの詩集「春と修羅」に出てくる地名の

「七つ森」に由来しているのですが、

では私たちが賢治に詳しいのかというとそうでもなく、

一般の方程度の知識だけど、でも好き、というのが正直なところです。

なのでシン・ゴジラに「春と修羅」がでてくるのは実はこういうわけで、

とかの解説は全くできません。おっ、と思いましたけどね。

 

「春と修羅」は家にも店にもあるのですが、

実は何度も最後まで読むのを挫折しています…。

本を読むのは嫌いではないのですが、なんせ意味がわからない。

はじめは美しい言葉だな、素敵な表現だなと思い読むのですが、

途中で飽きてしまう。

(これは賢治のせいではなく理解出来る頭をもたない自分のせいです)

なので自分的宮沢賢治の詩集の読み方を開発しました。

 

気が向いた時に適当なページをバッと開いて、音読します。

で、その時にひっかかる言葉があれば「ふむふむ」と思い、

意味がまったくわからなければ音の響きだけ楽しみます。

テレビに飽きた時とか、週末のゆっくりした時間をとれた時とか、

気が向いた時に、なんとなく手に取っています。

理解しようとしないで読みだしたら、一つ一つの言葉がキラキラ輝きだしました。

映像が頭に浮かんだり、音楽が聞こえるような気がしたり。

賢治の詩は左脳で難しく考えるより、

右脳で楽しく眺める方が少なくとも自分にはあっているような気がします。

 

「理解する」ことは人間にとって大きな喜びの一つですが、

それが難しい時には「わからないけど楽しむ」もありだなと思う今日この頃。

 

あ、ちなみにこのブログのタイトル「シン・ヒビノコト」は

御察しの通り「シン・ゴジラ」からうっすら取っています。

「シン・ゴジラ」も わからないけど楽しかった。

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2016-12-03 | Posted in blog シン・ヒビノコト  |